(1)
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動詞を修飾する場合
(a)
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自動詞を修飾する場合は、ふつうその直後に置きます。ただし、補語があるときは補語の後に置きます。
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The machine began to move slowly. (機械はゆっくりと作動しはじめた)
I am very busy now. (私はいまとても忙しい) |
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(b)
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他動詞を修飾する場合は、一般に目的語の次か、目的語が長いときは動詞と目的語の間に置きます。
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He speaks English fluently. (彼は流暢に英語を話す)
He saw most clearly the importance of being earnest.
(彼はまじめであることの重要さがはっきりとわかった) |
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[注]
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ただし、目的語が短くても、副詞の語勢が弱いときは動詞の前に置くことがあります。
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He briefly explained his
meaning.
(彼は手短かに自分の趣旨(考え)を説明した) |
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(c)
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動詞が助動詞をもっている場合、助動詞が1つのときは副詞は助動詞と本動詞の間に、2つ以上助動詞を伴うときは副詞は第1助動詞と第2助動詞の間に置かれます。
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You should always obey your
parents.
(両親の言うことにはいつも従うべきである)
It will easily be understood. (それは容易にわかるだろう) |
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[注1]
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ただし、助動詞が2つ以上あっても、副詞が本動詞と特に密接な関係をもっていると考えられる場合は、本動詞の直前に置きます。
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She will
be heartily welcomed.(=She will be
given a hearty welcome.)
(彼女は心から(の)歓迎をうけるだろう) |
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[注2]
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助動詞のあとを省略する場合には、副詞は主語の直後に置き、強めに発音します。
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“Have you ever been
to Chicago?” “No, I néver have.”
(「シカゴに行ったことがある?」「いやぁ、一度もないんだ」)
“Say hello from me to your father.” “I cértainly will,
thank you.”
(「お父さんによろしく」「かしこまりました、どうも」) |
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(d)
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度数・頻度を表す副詞はふつう動詞(自動詞・他動詞を問わず)の前に置かれます。
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I usually play golf on Sunday. (私は日曜日には大ていゴルフをする)
He never comes on time. (彼は決して時間通りには来ない) |
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[注]
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ただし、be動詞や助動詞があるときはその後におかれます。
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He is always complaining. (彼はいつも不平を言っている)
I have never seen such a wonderful robot.
(こんなすばらしいロボットは今までに見たことがない) |
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(e)
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他動詞と密接に結びついて用いられる副詞(on、off、up、down、out、inなど)は、動詞の目的語が名詞ならばその名詞の前または後に置き、目的語が代名詞ならばその代名詞の後に置きます。
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He put on his shoes.(=He
put his shoes on.) (彼は靴をはいた)
He put them on. (彼はそれをはいた)〔・・・on
themとはいわない〕 |
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