1. |
関係詞とは、一つの語で接続詞と代名詞〔形容詞・副詞〕の二役を兼ねたものをいいます。 |
2. |
このうち、接続詞と代名詞の働きを兼ねたものを関係代名詞、接続詞と形容詞の働きを兼ねたものを関係形容詞、接続詞と副詞の働きを兼ねたものを関係副詞と呼びます。 |
3. |
関係詞は、たとえば
の中のwhoのように、そのあとにいくつかの語を伴い、集団となってその前の名詞〔代名詞〕- ここではman -を修飾します。
この場合修飾される〔代〕名詞(man)を先行詞といい、関係詞(who)によって導かれる節を関係節と呼びます。
なお、関係詞には、
1. |
上の例のように、先行詞の意味や内容をうしろから限定・制限する用法と、 |
2. |
先行詞のあとにコンマをつけ、説明を追加していく用法 |
の二つの用法があり、1.を限定〔制限〕用法、2.を継続〔非制限〕用法と呼んでいます。 |
4. |
日本語には関係詞に相当する言い方はありません。したがってこれを日本語に直すときには、訳さないで済ましたり、あるいは逆に補足的な語句を入れるなど、状況に即した工夫が必要となります。 |