(5)
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the+比較級
(a)
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そのあとにof the twoを伴う場合
二者選択の場合には、「the+比較級」が用いられることがあります。ただし、口語ではその場合でもしばしば最上級が用いられます。
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Iron and copper are metals. Iron is the more useful of
the two.
(鉄と銅は金属である。両者のうち鉄の方が銅より利用度が高い)
Here are two roads. I wonder which is the shortest.
(ここに道がふたつある。どちらが近道だろうか) |
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(b)
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the+比較級~、the+比較級・・・
「~すればするほど・・・」「~すればそれだけますます・・・」の意味で、あることの程度が変化すれば、それに応じて他のことの程度もそれだけ変化することを表す言い方です。
この構文ではふつう前の節が従属節で、あとの節が主節の働きをしますが、形式や語順が変わると節が逆になる場合があります。
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The older he grew, the more obstinate he became.
He became (the) more obstinate, the older he
grew. |
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(彼は年をとるにつれて、ますます頑固になった) |
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The more we suspect others, the more they will
suspect us.
Others will suspect us (the) more, the more we
suspect them. |
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(人を疑えば疑うほど、人は我々を疑うようになるだろう) |
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(c)
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the+比較級+理由を示す句(節)「~なのでますます・・・」
これは上の(b)の従属節がbecause、for、as、since、on account ofなどに導かれる句〔節〕に変わって、ある原因や理由、条件により程度の度合が変化したことを示す言い方です。
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We respect him all the better〔all the more〕for his
diligence.
(我々は彼が勤勉であるからこそますます彼を尊敬する)
I do not love him (the) less because he
has faults.
(彼に欠点があるからといって彼への愛が減ずるわけではない) |
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