(1)
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限定的用法
限定的用法では名詞の前後に置かれますが、前に置かれるのが普通です。
(a)
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名詞の前に置かれる場合
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young men(若い人達)、 cold water(冷水)、 hard rubber(硬質ゴム)、 public welfare(公共の福祉)など |
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(b)
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名詞の後に置かれる場合
これには、1. somethingなどのように-thing形で終わる語を修飾する場合、2 形容詞に他の語がついて一つのまとまった語句の働きをする場合、3.
その他習慣による場合などがあります。
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something good to eat (なにかおいしいたべもの)
a housewife thirty-six years old (36歳の主婦)
a taste peculiar to Japanese food (日本料理特有の味覚)
all the assistance possible (できるだけの援助) |
[注]
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前置詞句や分詞句あるいは関係代名詞などに導かれた節が形容詞的用法の場合は、やはりその修飾する名詞のあとにつけます。
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the 9:00 a.m. express to
Osaka (午前9時の大阪行き急行)
a letter written in English (英語で書かれた手紙)
the kind policeman who showed me the way
(道を案内してくれた親切な警官) |
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(c)
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2つ以上の限定形容詞が1つの名詞を修飾する場合の語順
この場合はふつう次のような順序によります。
冠 詞
指示語
所有格 |
数量 |
大小・性質・色など |
材 料
固有名詞 |
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+ |
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( |
1. がっしりした木製テーブル、2. この5人の賢いアメリカの少年、
3. 私の新しい金時計) |
[注1]
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同種類の形容詞が2つ以上あるときは語調を主にして考え、一般に短いものを先に置き、長いものは後に置きます。またそれらの語の間にand、or、butなどの接続詞またはコンマをはさむのがふつうです。
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a kind, clever and diligent boy (親切でりこうで勤勉な少年)
a poor but happy woman (貧しいが幸せな女) |
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[注2]
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上の原則のほか、話者の強調したいものに応じて語順が変わることもあります。
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a Japanese wooden box(木製でも特に日本製の箱)
a wooden Japanese box(日本製でも特に木製の箱) |
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[注3]
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必要以上に形容詞を羅列することはむしろわずらわしく、訴える力も弱くなります。
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This is a smart, inexpensive,
lightweight, circular, blue, luminous, Swiss, musical,
plastic alarm clock. (これは、スマートで、安くて軽く、円形の、青く光る、スイスのオルゴール付プラスチック製目ざまし時計である) |
は次のように
、
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This blue luminous Swiss musical
alarm clock is smart and inexpensive. It is lightweight,
circular in shape and made of plastic.
( |
この青く光る、スイスのオルゴール付目ざまし時計はスマートで値段も安い。軽くて円く、プラスチック製である) |
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と変えると、より簡潔で訴える力も強くなるでしょう。 |
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