(1) 再帰的用法
1. The man killed him. (あの男が彼を殺した man ≠ him)
2. The man killed himself. (あの男は自殺した man = himself)
上の例文1では、manとhimは別人ですが、2の例文ではmanとhimselfは同一人で、「自分自身を殺した」つまり「自殺した」という意味になります。このように他動詞の目的語がその主語自身である場合、これを再帰的用法と呼びます。
He believeshimself to be an intellectual. (彼は自分をインテリだと思っている)
Please helpyourself to the cake. (どうぞお菓子をお取りください)
なお、他動詞の目的語だけではなく、前置詞の目的語となって慣用的に成句をつくる場合もあります。
The door opened byitself. (ドアがひとりでに開いた)
(2) 強意的用法
単独または名詞や代名詞と同格関係に立って、文意を強めるために用いられ、強いアクセントを置きます。
The poor man was myself.
(その哀れな男とは私自身であった)
The presidenthimself met us at the airport.
(社長自ら私たちを空港に迎えてくれた)
[注]
複合人称代名詞には主格と目的格はありますが、所有格や-self’sのような言い方はありません。それで「~自身の〔もの〕」を表したいときはone’s
ownの形を用います。
I’m sorry, but I cannot cook my own meals.
(残念ですが、私は自炊ができません)
These stocks〔shares〕are my own.
(この株券は私自身のものです)
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