英文法大全/英語学習


名詞・冠詞代名詞形容詞・副詞比較動詞助動詞準動詞
時制・話法関係詞前置詞・接続詞・間投詞文の転換・語順英文和訳・和文英訳の要点



Google

文の構成
語(8品詞)、句と節
主要文型
文の種類
名詞・冠詞
名詞
冠詞
代名詞
人称代名詞の用法
指示代名詞の用法
不定代名詞の用法
疑問代名詞〔形容詞・副詞〕の用法
形容詞・副詞
形容詞
副詞
比較
比較
動詞
動詞の種類と活用
動詞の時制
助動詞
助動詞の種類と特徴
助動詞の用法
準動詞
不定詞の用法
分詞の用法
分詞構文
動名詞の用法
受動態の形式
受動態の意味と用法
命令法
仮定法
時制の一致と話法
時制の一致
話法
関係詞
関係代名詞の用法
関係形容詞・関係副詞の用法
複合関係詞
前置詞・接続詞・
間投詞
前置詞
接続詞
間投詞
文の転換・語順
文の転換
語順
英文和訳・和文英訳の要点
英文和訳の要点
和文英訳の要点

HOME > 助動詞 > 【第17章 助動詞の用法】 17-4 should、would

 
第17章 助動詞の用法
  17-1 be   17-2 have、had   17-3 do、does、did   17-4 should、would   17-5 can、could   17-6 may、might   17-7 must   17-8 ought to   17-9 need   17-10 dare   17-11 used to
 


17-4 should、would


shouldとwouldは本来shallとwillの過去形で、その基本的な意義や用法はshall、willに準じます。ただそのほかに独自の働きや内容を示す点もかなりあります。

(1)
過去の間接話法において
間接話法において、主節の動詞が過去のときは、時制の一致の原則に従い、従節のshall、willをshould、wouldにかえます。
なお「時制の一致」と「話法」の詳細は、第2627章であらためて説明します。
He said that he would come by the appointed time.
 (彼は定刻までに来ると言っていた)
比較:He says that he will come by the appointed time.
 (彼は定刻までに来ると言っている)
〔過去〕

〔現在〕
He asked me if we should put an ad in the newspaper.
(=He said to me, “Shall we put an ad in the newspaper?”)
 (彼は新聞に広告を載せようかと私に聞いた)

(2)
仮定法の構文において
「仮定法」の詳細は第25章で説明しますが、現在または過去の事実に反したことを仮想したり、現在・未来において起こりそうもないことを仮定する場合には、should、wouldがよく用いられます。
If he were〔was〕more highly qualified, I would employ him.
 (彼にもっと高度な資格があったら、私は彼を雇うのだが)
If I had been more careful, I wouldshould〕not have hurt myself.
 (もっと気をつけていたら、けがをすることはなかったのだが)
If a serious crisis should arise, the government will〔would〕take immediate action.
 (万一重大危機が生じたら、政府は即時行動をおこすだろう)

(3)
shouldの特別用法
(a)
義務・当然
ought toと同じく「~すべきだ」の意味を表しますが、仮定法の形であるためにshallよりも意味は軽いといえます。
We should be fair with one another.
 (我々は互いに公明正大であるべきだ)
You should be more careful about what you say.
 (きみは言うことにもっと気をつけるべきだ)
Theory and practice should go hand in hand.
 (理論と実践は相伴うべきだ)
[注]
この用法のshouldに「have+過去分詞」がつくと、「なすべきことをしなかった」という意味で、過去の義務不履行に対する非難・後悔を表すことになります。
You should have talked more politely.
 (きみはもっとていねいに話すべきだった)
I should have written back to him sooner.
 (もっと早く彼に返事を書くべきだった)
(b)
主観的感情・判断
とくにIt is~that・・・の構文で、ある事柄に対して主観的な意見や判断、感情などを含めて述べる場合に用いられ、日本語の「・・・とは~だ」に相当する気持ちを表します。
したがって、単に客観的に述べる場合にはshouldは用いず、直説法ですますことができます。
なお、「~」の部分にはnatural、proper、necessary、right、wrong、strange、wonderful、a pityなどが多く用いられます。
またIt is~thatのほかI wonder that、I am surprised that、We are sorry thatなどの構文でもshouldがよく用いられます。
It is strange that he should say so (=that he says so).
 (彼がそんなことを言うとは不思議だ)
It is a pity that you should have to leave so soon
(=that you have to leave so soon).
 (こんなに早くお別れしなければならないとは残念です)
I am surprised that your wife should object
(=your wife objects).
 (奥さんが反対とはおどろきますね)
(c)
提案・命令・禁止
これは裏に命令を含んだ言い方で、propose(提案する)、suggest(暗示する)、insist(主張する)、order(命ずる)、recommend(推薦する)などの動詞のあとの名詞節でよく用いられます。
We proposed that a doctor should be sent for.
 (私たちは医者を呼ぶべきだと提案した)
He suggested that we shouldn’t adopt a different policy.
 (我々は別の方法を採るべきではないと彼は言った)
(d)
推測・見込み
「~するはずだ」「多分~だろう」の意味で、ほとんど確実なものとして期待できることを表します。
His opinions should be worth hearing.
 (彼の意見は聞いておく価値があるだろう)
They should arrive by ten o’clock, I think.
 (彼等は10時までには到着することと思います)
We’re anxious that everything should go smoothly.
 (私たちは万事がうまくいくよう願っている)
(e)
驚き・不可解
とくに疑問詞who、why、howなどとともに用い、驚きや不可解、意外の感情を表します。
Why should the date of this document have been omitted?
 (この書類の日付はどうして落としたんだろう、おかしい)
How should I act in this situation?
 (こんな事態になって一体どうしよう)
(f)
否定的な恐れや心配
lestまたはfor fear thatのあとに用いて、「~しはすまいかと」「するといけないから」の意味を表します。
I was afraid lest I should be delayed in my work.
 (私は仕事がおくれはしないかと心配した)
We left that place for fear that〔in case〕someone should see us.
 (誰か見るといけないから、その場所を離れた)
(g)
謙譲 ―― 1人称に限る
「(私としては)・・・ですが」の意味で、意見などを控え目に述べる言い方です。
I should say that more study is needed on the matter.
 (その事に関してはもっと研究が必要かと思いますよ)
I think I should like to become a member of this club.
 (このクラブの会員になりたいと思うのですが)
[注]
I should like to~は「(許されるなら)~したい」という意味で、しばしばI’d like to~の形で用いられます。

(4)
wouldの特別用法
(a)
過去の習慣・反復行為
大体used toと似ていますが、often、sometimes、now and then(時々)を伴って、「used toほど習慣的ではない過去の動作」を表すことがあります。
He would often return home exhausted from his work.
 (彼はよく勤め先からくたくたになって帰ってきたものだ)
I would sometimes sit up reading all night.
 (私はときどき徹夜で読書したものだ)
(b)
過去の固執・拒絶
「どうしても~しようとした(しなかった)」の意味を表します。
I warned you, but you would do it yourself.
 (私が警告を与えたのに、あなたはどうしても自分でやろうとした)
I offered him some money, but he would not take it.
 (私は彼に金を出したが、彼はどうしても受け取らなかった)
(c)
現在の希望・願望
これはshouldの項でも触れたように、不確実・非現実のことを仮定するのではなく、むしろ丁重な願いや控え目な意見を述べる言い方で、willを用いるよりも柔らかい感じになります。
I would like to ask you to lend me this book, if you would〔could〕.
 (恐れ入りますが、この本を貸していただきたいのですが)
We’ll〔We would〕be happy if you would agree as to the terms.
 (もしこの条件で折り合ってくださるとうれしく思います)
I wish (that) he would tell me something about himself.
 (彼が自分自身のことを少し話してくれるといいんですが)
[注]
相手の希望や意向をていねいにたずねたいときは、Would you like (to)~? の言い方がよく用いられます。
Would you like a cocktail before dinner?” “No, thank you.”
 (「お食事前にカクテルはいかがですか」「いや、結構です」)
Would you like to visit the factory for information?
 (その工場を見学なさりたいのですか)
(d)
ていねいな要求・依頼 ―― 2人称
Would you kindly~? Would you mind + 動名詞~? の形でよく用いられます。
これもwillよりていねいで、えん曲な言い方です。
Would you kindly attend the conference tomorrow?
 (あす会議にご出席くださいますか)
Would you mind telling me your name?
 (お名前をお聞かせくださいませんか)


このページのTOPへ
BEFORE NEXT

















[  利用規約と免責事項著作権プライバシーポリシー会社案内リンク方法お問合わせHOME  ]

メディア総合研究所
Media Research, Inc. All rights reserved.
All other trademarks are the sole property of their respective owners.
No reproduction or republication without written permission.
本ホームページに記載の文章、画像、写真などを無断で複製することは法律で禁じられています