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HOME > > 【第4章 文の種類】 4-1 意味上の分類

 
第4章 文の種類
  4-1 意味上の分類  4-2 構造上の分類
 


4-1 意味上の分類


文はその表す意味によって、平叙文、疑問文、命令文、感嘆文、祈願文の5種類に分類することができます。

4-1-1 平叙文
事実や意思をありのまま述べる文で、文の終わりにピリオド〔 .〕をつけ、ふつう文尾を下げて発音します。
これには「~は・・・である〔する〕」の意味の肯定形と、「~は・・・ではない〔しない〕」の意味の否定形とがあります。
否定形の場合は、2つの形式、すなわち
(1)
(2)
be動詞および助動詞を用いた文では、be動詞、助動詞の次にnotをつける。
一般動詞を用いた文では、主語のあとにdo〔does、did〕not+動詞の原形の形をつける。
があります。
He is a diligent laborer. (彼は勤勉な労働者である)
He is not an idle laborer. (彼は怠惰な労働者ではない)
We start work at nine in the morning.
  (私たちは午前9時に仕事を開始する)
We do not start work before this time.
(私たちはこの時間より前には仕事を始めない)
〔肯定形〕
〔否定形〕
〔肯定形〕

〔否定形〕
[注]
notは主語と述語との結びつきを否定する働きをし、notの入った文を一般に否定文、notを否定語といいます。
notはその前のbe動詞や(助)動詞と結合して、isn’t、haven’t、can’t、don’t〔doesn’t、didn’t〕のように短縮形をとることもできます。
なお、否定語にはnotのほか、no、never、hardly、scarcely、seldomやfew、little、none、nobody、nothing、neitherなどもありますが、それらについては「第11章 形容詞」「第12章 副詞」などを参照してください。

4-1-2 疑問文
疑問の意味を表す文で、これにも肯定と否定の2つの形があります。疑問文はふつう動詞、助動詞、疑問詞のいずれかで始まり、文尾にはクエスチョン・マーク〔〕をつけます。

(1) 一般疑問
yes/noで答えられる疑問文で、ふつう文尾を上げて発音します。
Are you free tomorrow? (明日はお暇ですか)
Yes, I am. (はい、暇です)
No, I am not. (いいえ、暇ではありません)
Didn’t he arrive in time? (彼は間に合わなかったのですか)
Yes, he did. (いいえ、間に合いました)
No, he didn’t. (はい、間に合いませんでした)
〔肯定形〕


〔否定形〕

[注1]
「~ではないのですか」のような否定の疑問文に対して、日本語では「いいえ、そうです」「はい、そうではありません」と答えるのがふつうですが、英語では問いが肯定であろうと否定であろうとそれには頓着せず、答えの本文が肯定であればつねにyesを用い、否定であれば必ずnoを用います。(「12-4-4 肯定・否定を表す副詞」参照)
[注2]
形は平叙文であっても上昇調で発音され、一般疑問と同じ扱いをうける場合があります。
(1) 意外な驚きを示す場合
He has already gone?   (=Has he already gone?)
 (彼はもう行ってしまったの-まさか)
(2) 念をおす場合
You do your work, OK?   (仕事はするんだろう、ね)

(2) 特殊疑問
whatやwhyなどの疑問詞で始まる疑問文で、yes/noでは答えられないもの。ふつう文尾は下降調になります。
What can I do for you?
 (何か私のできることがありますか)
Why didn’t you go there yesterday?
 (どうしてきのう君はそこに行かなかったのかね)
〔肯定形〕

〔否定形〕

[注1]
疑問詞が主語として用いられているとき、または疑問詞が主語の修飾語となっているときは平叙文と同じ語順になり、その次に動詞が置かれます。
Who wrote this letter?
  (誰がこの手紙を書いたのですか)
How many people work in this company?
  (この会社にはどのくらいの人が働いているのですか)
[注2]
疑問詞が文中にある場合でも、文全体が一般疑問を表していれば、yes/noで答えることができます。
Do you know who wrote this letter? ―― Yes, I do. 〔No, I don’t.〕
(あなたは誰がこの手紙を書いたか知っていますか ―― はい、知っています〔いいえ、知りません〕)
ただし、次のような場合には、yes/noでは答えられません。
Who do you think wrote this letter?
(誰がこの手紙を書いたとあなたは思いますか)

(3) 選択疑問
AかBかいずれか一方をたずねる文で、ふつうyes/noで答えられないもの。Aの部分は上昇調、Bの部分(つまり文尾)は下降調になります。
Will you drink beer   or wine?   ―― Beer, please.
 (ビールを飲みますか、それともワインですか ―― ビールをください)
Is this book yours   or his?   ―― It is mine.
 (この本はあなたのですか、それとも彼のですか ―― 私のです)
[注]
次のような場合は例外で、yes/noで答えられます。
Do you drink sherry or port?   ―― Yes, I do .〔No, I don’t.〕
これは「シェリーとかポートのような(強い)洋酒を飲むのか」とたずねているので、飲むならyes、飲まないならnoで答える、つまり一般疑問となり、文尾は上昇調になります。
Do you want cream or milk?   ―― Yes, please.
〔一般疑問〕
Do you want cream    or milk?  ―― Milk, please.
〔選択疑問〕

(4) 付加疑問
「~です」「~ではないのです」という用法で、肯定文のあとに否定の疑問形を、否定文のあとに肯定の疑問形を付け加えた疑問の形式です。
付け加えた疑問の語句を上昇調で言えば、相手の確認を求めることになり、疑問の気持ちが強くなりますが、下降調で言えば相手の同意を求める、いわば念を押した言い方になります。
You are (a) Japanese, aren’t you?       
You are (a) Japanese, aren’t you? 
She won’t come, will she?       
She won’t come, will she?       
(Yes、No両方の答可能)
(Yes, I am.を期待)
(Yes、No両方の答可能)
(No, she won’t.を期待)
[注]
命令文や勧誘文においても、ていねいな感じを出したいときには命令文のあとにwill you?を、Let’s~のあとにshall we?をつけることがあります。
Lend me your dictionary, will you? (辞書を貸してくださいね)
Let’s have a rest, shall we? (さあ、一休みしましょうよ)

(5) 修辞疑問
形は疑問文であっても、答えを求めるのではなく、自分の考えを強意的・感情的に述べたいときは下降調で読み、平叙文と同じような意味を帯びてきます。
Who knows? (= No one knows. だれが知るものか)
What does it matter? (= It doesn’t matter. かまわんじゃないか)
Are you kidding (me)? (冗談でしょう)
[注]
Why not・・・?の形で「なぜ・・・しないの」「・・・してもいいじゃないか」の意味に、またWhy don’t you・・・?が疑問の意味を失って、「・・・しませんか」「・・・したらどうですか」のように勧誘や軽い命令を表すことがあります。
Why not try again?
  (どうしてもう一度やってみないの ―― もう一度やってみればいいのに)
Why don’t you come to our party? ―― Thanks, I will.
 (パーティにいらっしゃいませんか ―― はい、喜んで)



4-.1-3 命令文
命令、要求、依頼、指示、忠告などの意味を表す文で、否定は禁止を表します。ふつう文尾にはピリオドを打ちますが、強調の意味が強いときには感嘆符〔〕をつけます。
Please go and mail this letter.(この手紙を出してきてください)
Watch your step!(あぶない ―― 足元に気をつけて)
NeverDon’t〕tell a lie!(うそをついてはいけない)
[注]
命令文では主語を省略するのが普通ですが、感情を強めたり、相手を区別したいときにはyouを用いる場合もあります。この場合youは動詞の前か後に置かれます。なお、強い命令の表し方については後述の「35-2 倒置によらない強調構文」の項を参照してください。
You take that seat, John. (ジョン、お前はあの席にすわるんですよ)
Mind you. (いいかい君、よく聞きたまえ)

4-1-4 感嘆文・祈願文
驚きや喜び、悲しみなど強い感情を表す文を感嘆文といい、また心中の願望を表す文を祈願文といいます。いずれも通常、肯定形をとり、文尾に感嘆符をつけます。
感嘆文は、Oh, wonderful!(わあ、すてき)のように間投詞を伴うこともありますが、veryから転じたwhatとhowを文頭において、以下、平叙文と同じく「主語+動詞」の語順にするのが普通です。
Whatのあとには名詞をおき、修飾すべき名詞がない場合にはhowを用います。
This is a very cold day. (今日はとても寒い日だ)
What a cold day this is! (今日はなんと寒い日だろう)
He speaks English very fluently. (彼は実に流暢に英語を話す)
How fluently he speaks English! (彼はなんと流暢に英語を話すのだろう)
[注1]
How・・・!とWhat・・・!は相互に言いかえることもできます。
How fast he runs! (彼はなんと速く走るのだろう)
What a fast runner he is! (彼はなんと速い走者なのだろう)
How well he drives! (彼はなんと上手に車を運転するのだろう)
What a good driver he is! (彼はなんと上手な運転手なのだろう)
[注2]
感嘆文には省略形を用いることがしばしばあります。
How kind of you (it is to do so)! (まあ、ご親切さま)
What a lot of people (there are)! (すごい人ですね)

祈願文には次の2種類があり、いずれも文語体です。
(1) 現在または未来に関する願望
May you succeed! (ご成功を祈ります)
God bless you! (神のご加護がありますように)
(2) 現在または過去の事実の反対を願うもの
If the rain would only stop! (雨がやんでくれるといいのに)
If only I had been aware of it! (それに気がついていたならなあ)


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